大地震など、大きな災害に対応するには、まず第一に、状況を正確に把握する必要があります。
被災者数などを憶測や希望的観測が入り込むと、かえって混乱を招いてしまいます。
災害時に食糧や飲料水などの物資を受け入れるにも、少なすぎても困りますが、多すぎても置き場所や処分に困ってしまいます。
適正な数量をいち早く正確に算出する必要があります。
簡易に利用できる携帯電話を使った安否情報を収集しようという試みがなされていますが、こうした通信回線に頼るシステムでは、それが機能しなくなるとどうしようもありません。
実際に震災時には、
などで、通信不能に陥っています。
OCR安否確認システムは、そうした状況にも対応できるように、被災者にマークシート方式の「安否確認シート」を記入してもらい、スキャナーで読み取るというOCR技術で、データの収集を行います。(電気不使用の場合発電機で対応)
紙というアナログな媒体を使用しますので、通信インフラに頼らずに、確実な情報収集が可能になります。